『有斐閣百年史』(有斐閣,1980年)目次
第一章 創業前史 1
一 創業者江草斧太郎の生いたち 1
二 忍藩行田の風土 4
三 上京、書店慶雲堂へ入店 8
四 斧太郎の修業時代 13
第二章 有斐閣の創業 16
五 書店有史閣の発足 16
六 西田茂登と結婚 22
七 有史閣を有斐閣に改める 25
八 創業期の出版物 30
九 その頃の出版界 33
十 有斐閣をめぐる学生像 52
第三章 明治期の有斐閣 59
十一 法学書出版の開始 59
―― 江木衷著『現行 刑法汎論』の出版 ――
十二 法学書出版とその時代的背景 64
十三 明治三十年代の主な法学書 83
十四 経済学書へ分野を拡げる 113
十五 学会機関誌などの発売元になる 119
十六 『六法全書』の出版 128
十七 初等教科書出版へ進出 144
十八 当時の有斐閣 156
十九 創業者江草斧太郎の死去 174
二十 江草重忠店主に就任 181
第四章 大正期の有斐閣 185
二一 大正期の主な出版物 185
二二 出版界の近代化すすむ 208
二三 大正期の有斐閣 214
二四 神田の大火と関東大震災 233
第五章 昭和初期の有斐閣 241
二五 円本ブームにあけた昭和期 241
二六 江草四郎店主に就任 252
二七 昭和初期の主な出版物 268
二八 ファシズムと美濃部博士の天皇機関説 296
第六章 戦中期の有斐閣 335
二九 戦中期の主な出版物 335
三十 出版の戦時体制 351
三一 戦時下の有斐閣 380
第七章 戦後期の有斐閣 395
三二 戦後の復興 395
一 昭和二十年 395
――終戦直後――
二 昭和二一年 402
――『憲法撮要』を復刊――
三 昭和二二年 411
――創業七十周年を迎える――
四 昭和二三年 417
――待望の『六法全書』を復刊――
五 昭和二四年 434
――『小六法』の誕生――
三三 近代化をめざし株式会社に組織を改める 441
一 昭和二五年 441
――株式会社有斐閣の発足――
二 昭和二六年 447
――社会学の分野に手を拡げる――
三 昭和二七年 450
――辞典・講座の刊行開始――
四 昭和二八年 464
――出版活動軌道にのる――
五 昭和二九年 474
――『判例民事法』の復刊――
六 昭和三十年 483
――『刑法演習』の刊行――
七 昭和三一年 489
――『総合判例研究叢書』の刊行開始――
八 昭和三二年 493
――創業八十周年を迎え『法律学全集』の刊行開始――
三四 最近二十年間の有斐閣 504
一 昭和三三年 504
――『社会学辞典』を刊行――
二 昭和三四年 508
――ユニークな還暦記念論文集『家族法大系』を刊行――
三 昭和三五年 514
――『ジュリスト』二〇〇号記念『判例百選』を刊行――
四 昭和三六年 519
――『近代経済学講座』の刊行開始――
五 昭和三七年 523
――入門シリーズのはしり『現代社会学入門』を刊行――
六 昭和三八年 528
――『マルクス経済学講座』の刊行開始――
七 昭和三九年 533
――『有斐閣双書』、『注釈刑法』『注釈民法』の刊行開始――
八 昭和四十年 540
――新しい手法により『有斐閣双書』一段と進展――
九 昭和四一年 543
――『法律相談シリーズ』の刊行――
十 昭和四二年 547
――コンメンタールの第三弾『注釈会社法』の刊行――
十一 昭和四三年 549
――新社屋有斐閣ビルの竣工――
十二 昭和四四年 553
――『有斐閣選書』の刊行――
十三 昭和四五年 555
――『天皇機関説事件――史料は語る』の発行――
十四 昭和四六年 558
――『有斐閣経済辞典』の刊行――
十五 昭和四七年 559
――『有斐閣大学双書』、『法律学小辞典』の刊行――
十六 昭和四八年 563
――民法学の第一人者我妻栄逝く――
十七 昭和四九年 566
――石油危機による用紙不足・高値など製作費の高騰――
十八 昭和五十年 567
――『ジュリスト』六〇〇号を迎える――
十九 昭和五一年 568
――創業百周年記念出版『有斐閣新書』の発足――
二十 昭和五二年 571
――『ジュリスト』増刊『法律学の争点シリーズ』の刊行開始――
むすび 575
発行書目・年譜 巻末頁
1. 年次別発行書目 3
2. 著訳編者別索引 159
3. 発行・発売雑誌一覧 221
4. 記念論文集一覧 225
5. 有斐閣百年史年譜 277
あとがき 取締役会長 江草四郎 1