企画展示「仲間と読んだ話したあの一冊 ~昭和から今につながる読書のコミュニティ~」関連講演会
「つなぐ」「つながる」文庫の力 ~文庫活動の歴史と現状~
"文庫=BUNKO"は、子どもと本をつなぐ日本独自の読書活動と言われる、家庭の一部や公民館などの一室を借りて開かれるミニ図書館です。
戦後、子どもの豊かな読書環境を願う人々によって多くの文庫が誕生し、現在も各地で活動しています。長い歴史の中で、文庫は子どもと本をつなぐだけでなく、人と人とをつないできました。
文庫は本来個人的な小さな草の根の活動ですが、文庫と文庫がつながって大きな動きを生み出したり、次の世代へ引き継がれたり、新しい文庫が生まれることもあります。その歩みの中で、"変わらないもの"、 "変わったもの"はあるのでしょうか。
文庫の活動や様子をスライドとともに紹介しながら、子どもの読書への取り組みを考えます。
日時 | 2016年11月3日(木曜日・祝日)午後2時~3時30分(午後1時30分開場) |
場所 | 千代田図書館9階=特設イベントスペース |
定員 | 50名/申込不要、先着順、立見可 参加費無料 ※手話通訳をご希望の方は、10月26日(水曜日)までに千代田図書館へご連絡ください。 |
講師紹介
汐崎順子(しおざきじゅんこ)さん
慶應義塾大学非常勤講師
慶應義塾大学文学部図書館情報学科卒。慶應應義塾幼稚舎図書室、東京都大田区図書館勤務を経て慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程に学ぶ。現在慶應義塾大学、早稲田大学他、複数の大学で非常勤講師として「児童サービス論」(司書課程科目)等を担当。
著作:『児童サービスの歴史:戦後日本の公立図書館における児童サービスの発展』(創元社,2007)など