大妻女子大学国文学会連携講演会
宮沢賢治が歩いた東京 ―「東京」ノートでたどる軌跡―
宮沢賢治は、東京の町歩きの中でたくさんの短歌や詩を作りました。東京を描いた作品を集めた「東京」ノートをもとに、賢治が歩いた東京について紹介します。
宮沢賢治は、生涯に9回東京を訪れました。東京滞在は数日から数カ月まで長短はありましたが、このうち4回は現在の千代田区に宿を取っています。ここを拠点にして当時の東京のさまざまな盛り場、図書館、博物館などを歩き回り、また、ドイツ語やエスペラント語の講習会などにも通っていたのです。東京の町歩きの中で、たくさんの短歌や詩(心象スケッチ)が作られました。ともすれば、イーハトーブの自然をうたい、自然と交感した詩人・童話作家と言われることの多い宮沢賢治ですが、彼は東京という都市をどのように歌ったのでしょうか。東京を描いた作品を集めた「東京ノート」をもとに、賢治の東京を一緒にたどってみましょう。
日時 | 2015年11月24日(火曜日)午後7時~8時30分(午後6時30分開場) |
場所 | 千代田図書館9階=特設イベントスペース |
定員 | 40名/事前申込不要、先着順、立見可 |
参加費 | 無料 |
講師 | 杉浦静氏(大妻女子大学文学部教授) |
主催 | 大妻女子大学国文学会/千代田図書館 |
「東京ノート」筑摩書房『新校本 宮沢賢治全集』より
杉浦静氏
大妻女子大学文学部教授、前宮沢賢治学会イーハトーブセンター代表理事。1952年生まれ、東京教育大学大学院修了東京都立豊多摩高校、佛教大学を経て現職。