昭和の台所
12月3日(月)から開催の第8回目は「昭和の台所」と題し、料理本を多く扱う「悠久堂書店」よりお借りした昭和の「食」に関する資料約50 冊を展示・販売(仲介)をいたします。
昭和という激動の時代の「食」にスポットを当て、戦前から戦後の「食文化」の違いや、戦中はどのような「食生活」が推進されていたかなどを、「食」に関する出版物を通してご覧いただけます。
この機会にぜひご覧ください。
「本の街」神田神保町 オフィシャルサイト BOOK TOWN じんぼうでも紹介されています。
としょかんのこしょてん VOL.8 ◆◆◆昭和の台所◆◆◆
期間 | 2007年11月5日(月)~12月27日(木) (当初、最終日は28日でしたが都合により27日に変更しました。) |
場所 | 千代田図書館9階 出張古書店コーナー |
協力 | 悠久堂書店 (料理、美術カタログ、山岳、動植物、辞書、事典) |
お問い合わせ | 千代田図書館 03-5211-4289・4290 |
戦中・戦後の復興に応じた国民生活の変容や社会問題など、様々な社会的要因を背景に、「家族のあり方」や「生活スタイル」も常にその時代により変化しています。それに伴い、我々が生活するうえで欠かすことの出来ない「食文化」も、求められる料理やレシピとともに日々変わり続けています。
戦中は質素倹約、栄養第一、実用重視なものが多く見受けられ、その特徴の一つとして保存の効く漬物の本などが多く出版されました。
戦後に入ると国民の生活も豊かになり、憧れであった西洋料理の本が急速に出版され、実用性を重んじるという原則はありつつも半歩先を行き、食を通して夢を届け、憧れを映す様なメニューが多く見受けられます。
「食」なしで我々は生きてはいけません。だからこそ「食文化」をみると、その時の時代背景まで垣間見ることができます。わずかではありますが、昭和期日本の「食文化」の歴史をここに感じていただけることでしょう。
【出品リストの一部】
家庭西洋料理/宇野弥太郎・渡辺鎌吉 大倉書店 明治40年 4,500円
家庭節用/女子裁縫高等学院編 明治43年 2,000円
家事講習録 第九・十・十二号/東京家事講習会 大正8年 各1,000円
季節和洋支料理三百種/小林完 昭和7年 3,500円
現代家事参考図表/家事教授研究会編 昭和3年 1,500円
家庭重宝 汁と漬物/婦人倶楽部附録 昭和5年 2,500円
お正月の料理集/婦女界新年号附録 昭和8年 2,500円
漬物の研究/千葉県農会愛土出版部 昭和12年 1,500円
くらしの工夫/生活社 昭和17年 2,000円
主婦の友花嫁講座 1・5・7・8・11/主婦の友社編 昭和17年 各1,000円
蒸しパンの作り方/藤沢友吉商店 1,000円
住宅の模範設計集/婦人倶楽部附録 昭和24年 1,000円
お客料理全集/主婦の友附録 昭和25年 1,500円
冬のお惣菜千種/主婦の友附録 昭和27年 2,500円
家庭西洋料理独習書/婦人生活社編 昭和28年 1,000円
飯田深雪著作 18冊セット 56,000円 売約済み
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