日中印譜の世界
千代田図書館内の一角に設けられた、神田古書店連盟との連携展示・出張古書店コーナー「としょかんのこしょてん VOL.38」のご案内です。
7月29日(木)まで「日中印譜の世界」と題し、法帖類や拓本、印譜などを扱う飯島書店より、9点を展示・販売(仲介)いたします。
中国より日本へ渡り、一つの文化として確立している印譜集の数々をご覧ください。
「本の街」神田神保町 オフィシャルサイトBOOK TOWN じんぼうでも紹介されています。
としょかんのこしょてん VOL.38 ■□ 日中印譜の世界 □■
期間 | 7月1日(木)~7月29日(木) (予定) |
場所 | 千代田図書館9階 出張古書店コーナー |
担当 | 飯島書店/書道中心の専門店 |
お問い合わせ | 千代田図書館 03-5211-4289・4290 |
印譜の歴史は、中国の「宋」の時代より始まり、「清」の時代になってから本格的に作られるようになったと言われています。印章を紙に押し、本としての体裁をとったもので、研究、あるいは鑑賞が主な目的であります。印譜は大まかに次の2つに分けられ、それぞれ実押(実際の印を直に押し取ったもの)・影印・印刷と色々な種類が見られます。
1. 歴史上有名、無名の古印を収録したもの
古璽印・古銅印譜、漢銅印譜などとも呼ばれる。
2. 元・明の時代以降の優れた印人が作成した名印を後に収集作成したもの
作品を確保・保存する意味合いが大きく、それを用いた個人や団体によって作られる場合もある。
本展では、古代中国の銅印を清朝の時代に多数(一万三百七十六印)集め編集した、「十鐘山房印挙(じゅっしょうさんぼういんきょ)」を始めとした、現代に至る中国と日本の印譜をご紹介します。中国より日本へ渡り、一つの文化として確立している印譜集の数々をお楽しみください。
【出品リスト】
十鐘山房印挙 | 1922年 (民国11年) |
350,000円 | |
呉昌碩印譜 | 呉昌碩 | 1955-1960年 | 20,000円 |
苦鉄印選 | 1977年 | 47,000円 | |
削觚廬印存初集 | 呉昌碩 | 1977年 | 14,000円 |
呉趙印存 | 呉譲之・趙之謙 | 1979年 | 45,000円 |
有竹斎蔵璽印 | 上野有竹斎 | 1917年 | 180,000円 |
荃廬印存 | 河合荃廬 | 1956年 | 25,000円 |
荃廬先生印存 | 河合荃盧 | 1976年 | 75,000円 |
東魚撫古印存 | 松丸東魚 | 1976年 | 25,000円 |
※出品内容は予告なく変更になる場合があります。
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