古書販売目録コレクション紹介展示「古書販売目録と反町茂雄」
日本における古書売買の歴史は古く、平安時代から始まり、それが職業として成立したのは江戸末期といわれます。そして明治になると店舗販売に加えて目録販売(通信販売)も積極的に行われるようになり、商品紹介カタログとして多くの古書販売目録が発行されてきました。
古書店「弘文荘」の反町茂雄は、豊富な知識と綿密な調査に基づいた解説を目録に加え、目録販売を大きく発展させました。反町が扱った古典籍の中には、後に国宝や重要文化財に指定されたものも多数あり、伝説の古書店主として知られる人物です。
商品のカタログとして作られた古書販売目録は、歳月を経て、過去の書物の存在や価格を知ることができる貴重な資料となりました。この展示では、古書の目録販売の歴史と反町の業績を解説するとともに、普段目にする機会が少ない目録類をご紹介します。
期間 | 2010年1月25日(月)~3月27日(土) |
場所 | 千代田図書館9階 展示ウォール |
協力 | 神田古書店連盟、大妻女子大学国文学会、長岡市立中央図書館 |
古書販売目録に関するイベントのお知らせ |
ミニ展示関連講演会 「古書販売目録―歴史・利用法・魅力―」 トークイベント 「古書販売目録の面白さ」 トークイベント 「古書販売目録と国文学研究」 トークイベント 「反町氏の思い出と古書販売」 |
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